東海市加木屋町倉池の内科、消化器内科、小児科、皮膚科 こいで内科医院

院内報 第78回 2024年 春

院長のひとりごと

第78回『何か変』

コロナが世界中に蔓延してから、それまでの日常とは違う世界が現れました。当初、ヨーロッパでは多くの人が亡くなり、高齢者が若い人の治療を優先するよう身を引いているとニュ−スが始まり。中国では大規模なロックダウンが始まりと、人の移動が止まるとどうなるかを証明している事態となりました。宿泊業、飲食店、観光業は大変な事態だったと思います。
各国がコロナ対策に膨大なお金を使ったようで、刷りすぎたお金は、裏付けの価値がなければ、インフレ(お金の価値が下がる)傾向になるのはうなずけます。グローバル化が進み、サプライチェーンが幾つかの国にまたがってくると物の値段の決まり方が、消費者には想像出来なくなっているとおもいます。
ドルに対する円の価値は下がっていて、平均株価が4万でもドル換算したら大喜びすることではない気がするのですが。
コロナの感染が始まり、補助金で診療所の横の囲いと空気清浄機を揃えました。また、コロナワクチン接種でも資金ぐりで助かりました。しかし、年度末に利益がでれば、税金として回収されました。こんな事なら、余分な国債を発行して若い世代に借金を増やさないように我慢したほうがよかったのではと思いました。
中学生の頃、発展途上国は子供の死亡率が高いが、人口は多く、仕事がすくない。成熟した社会では、子供が少ないと聞かされました。
日本の人口は1945年7199万人、2022年1億2494万人、仕事の種類が増えて人手不足になったのか。

詠子先生のいきいきアドバイス

第78回 『春が来ました』

いつまでも寒さが続いた3月。ついこの前まで梅の花も凍えてしまいそうな顔をして北風に吹かれていた日々でしたが、やっとやっと待ち望んだ春が一斉に噴き出して、日差しのぬくもりとあたたかな春風にほっと一息つくことができそうです。春は始まりの季節でもあります。期待に胸を膨らませる入園、入学、新入社など。もちろん嬉しい春ばかりではなく、自分自身が望まない環境を受け入れなければならない辛い春もあるでしょう。人生はいつも良いことばかりが続くわけではなく辛い悲しいことも神様はきちんと与えてくださるようです。他人がうらやましく感じたりすることもあるでしょうが、結局は自分次第。自分の心の持ちようなのかもしれないとも思えます。
社会を見れば、経済はすさまじく回っているらしいけれど、我々の足元に実感はありません。東京出張の度に東京駅の喧騒に辟易して帰ってきますが、インバウンドが爆発的に増加し、もちろん国内旅行者も多いようですが、何か我々の毎日の生活実態とはかけ離れた肌感覚を覚えます。診察室で患者さんたちとお話ししていると、皆さんきちんとした生活をしていらっしゃることに感心します。バブル時代を経験した立場から見ると、あの頃の方がよほど多くの人たちが贅沢や消費を経験していたと思えます。今は、多くの普通の人たちの日々の生活に経済の好循環という実感はなく、賃金が上昇するといっても正規社員が中心。都市部の非正規雇用の時間給も上昇していますが、限られた大都市近郊に集中しています。株高などの恩恵を受けているのは、一握りの超富裕層とその周辺だけとも感じられ、人口減少時代を迎えて、地方と大都市周辺との格差が知らないうちに拡大しているような気がしてなりません。振り返って医療というものは、多くの人々にとって必要不可欠なものであり嗜好品ではありません。本当に患者さん一人一人の人生にとって、必要といえるものをコストパフォーマンスも考慮して提供することが一番大事だと思います。薬剤の流通の問題や、感染症への取り組みの課題、医療スタッフのマンパワー不足の問題など、様々な難題と格闘しながらも、頼りにしてくれる患者さんたちのために、与えられた環境の中で何ができるかを、悩みつつも追い求めています。院長と二人、長年支えてくれているスタッフたちと意見交換をしながら、どうしたら与えられた中で最大限のことができるのか、できないことをできるとは言えないけれど、我々ができる最善のことをするためにはどうしたらいいか。満足してもらい安心してもらうことが、本当の医療だと信じながら日々戦っています。

ナースのお仕事 第78回

今年、次男が成人式を迎えました。
大学の入学式で着るスーツを成人式でも着れるようにと選び、購入したのが2年程前のこと。若いし代謝もまだいいし体型など変わらないだろうと甘くみてました。高校まで続けていたサッカーをやめたことや、バイトや遊びで夜中に食べる機会が増えたこと、今まで通りに食欲のまま食べていること等の理由もあり、ぷっくらしてきたなぁとは思っていました。なので成人式のスーツが心配で一度着てみるよう声はかけていたんです。散々言っていたにもかかわらず着てみたのは式の3日前、しかも夜。Yシャツは首のボタンができず、ジャケットとベストはパンパンではちきれそう、ズボンはかがめないほどきつく、ボタンはとまらずで。こんなギリギリに着れないことが発覚し呆れましたが、そのパッツパツな姿に笑えてきて。仕方なく次の日にお店に買いに行きました。裾直しだけなら間に合うようで、限られたスーツの中から選択。何とか式の前日には用意できましたが、新年早々手痛い出費でした。あんなにバタバタして慌てましたが、当日は何事もなく無事成人式に参加できたようです。
後日、広報とうかいに成人式の写真が載っていたので誰か知ってる子いるかなぁとみてみたら、はい、いましたー。前日に受け取ったスーツを着て笑顔でちゃっかり写っている息子が。 準備は前もってするように! いつになったらできるようになるんですかねっ。

感染性胃腸炎(胃腸風邪)
 体の中に入った病原体が腸の粘膜に感染して胃や腸の症状がでます。病原体の多くはウイルスと細菌です。


  • ウイルスは低温で湿気の少ない環境を好むため、冬場にウイルス性の胃腸炎が増加しやすいです。
     主なウイルス
    →ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなど
  • 細菌は高温で湿気が多い環境を好むためジメジメする梅雨から夏場にかけて細菌性の胃腸炎が増加しやすいです。
     主な細菌
    →カンピロバクター、サルモネラ菌、ウエルシュ菌など
    ※あくまでもこの季節に流行することが多いというだけで、季節に関係なく感染する可能性は十分にあります。
     典型的な症状
    →下痢、悪心、嘔吐、腹痛、食欲不振、発熱など
    ※症状は、原因となる病原体や病原体の量、感染時の体調などで個人差があります。
  • 対処方法
    通常は数日で自然と治るため、最優先されるのは水分を補うことです。症状が強い間は辛いですが、下痢や嘔吐で脱水になりやすいので電解質も一緒に補給できるスポーツドリンクや経口補水液を少しずつ飲むようにしましょう。
    嘔吐や吐き気が治まったら消化のいいものを少しずつ摂取しましょう。脂っこいものや味の濃いもの、乳製品、コーヒー、アルコールなどは控えて下さいね。

うけつけ通信 第78回

GWの休診について
ゴールデンウィークの休診日については、カレンダー通りの
4月 → 28日(日) ・ 29日(月)
5月 → 3日(金)~ 6日(月)
となりますのでよろしくお願い致します。

点数改定
4月と6月に保険点数の改定があるため、同じ内容の診察やお薬でも窓口負担金が変更になる場合があります。
また、自費の予防接種 ・健康診断の金額も一部変更となります。

春が来ましたね!
4月になり、心地よい風が吹いていたり、いろいろな植物が咲いていたりと、散歩をするのに絶好の季節ですね!
他にも桜餅やお団子など、食べ物でも春を感じています。
といえばお花見かと思いますが、お花見は、お花を見ることも、食べることも楽しみです。最近は桜がライトアップされていたり、お花見も進化しているようです。明るい時間に見る桜もきれいですが、夜桜も神秘的で素敵ですよね。様々な事で春を満喫してますが、ふとした何気ないことで季節を感じられる生活をしていきたいなと思います。