2026/04/01
院長のひとりごと
第86回 『移り変わり』
世の中の移り変わりと、自分の町医者としての役割について考えています。 世の中の移り変わりは、風景にも表れます。電柱を見ても、電気が通る電線、光通信のための光ファイバーケーブル、ケーブルTVの回線があります。街には商業地区とまでは言えない近場に、生活用品を扱う個人商店が並んでいました。 大規模小売店舗法が成立した頃、中村遊郭の中に布袋さんのマークのス-パ-マケットができました。20代までよく利用しました。この頃はまだ小売店は残っていました。 三重県の菰野町で仕事をしていた時代は、ジャスコで総菜を買って過ごしていました。今のイオンの前身ですが、小売業の世界が変わってしまいました。 振り返って、医療では診療所、小規模病院、総合病院、大学病院と役割分担があります。ビジネスモデルが、小売業と同じように変化しつつあるようです。 医師のキャリア形成が難しくなっています。ふた昔前は、病院勤務で経験をつみ、開業医となるか勤務医、もしくは、教育機関で研鑽を続けるかでした。内科、外科、小児科には、おおくの研修医があつまりました。理由は、開業しても、何とか食べていけると判断されていたからです。病気の発症は時間を選べられないので、病院での仕事は、24時間体制です。内科・外科は人気がなく、人手不足のようです。 2013年の「雇用の未来」で示された機械化の影響を受けにくい職業に内科医・外科医はありましたが、GPTs are GPTs では入っていません。職人さんたちがのこっていました。
詠子先生のいきいきアドバイス
第86回 『信じられる大切さ』
世界各地で紛争や戦火が続いています。とりわけ、ここのところの中東情勢では、日本人の生活に直結する石油に大きな影響が出ます。これは我々の生活のすべてにかかわる大変なことなのですが、どうしてこうも世界中の大半の人々とはかけ離れた紛争が繰り返し起こるのか、心の底から疑問に思います。一握りの人々が富を持ち彼らの都合により歴史が変わってしまう、何とも言えない不条理さを感じます。こんな時代にあっては、自分らしい生き方とは何か、青臭いことばかり考えていても仕方ないかもしれません。しかし、臨床医としての最後の時期を迎えている身にとってみれば、やはり自分の信念に抗うことはできないと思うばかりです。 寒い日々が続くと春が恋しくなります。どうせすぐ猛暑がやってきて、うんざりするような長い夏が来るとはわかっていても、やっぱり春の訪れは心華やぐものです。 人生の節目でもある時期。桜の花が新しい人生の門出を祝福してくれる場合もあれば、うまくいかなかった後悔もあります。若い人口が減少している日本だけれど、やっぱり若い人たちの門出は素晴らしい。卒業式での涙や、別れの涙も、きっと彼等の先の人生に意味を与えるものでしょう。生活が多様化した現代社会では、ひとくくりに言うことはできないけれど、若い人たちにはどうか自分に負けないで生きていって欲しいと祈るばかりです。とはいっても巷には不安定なことばかり。警察や役所の名前を語って誘導する詐欺の電話や、スマホを使った誘導など。本当に油断のならない世の中になってしまいました。これからの時代を生きる若者にしてみたら、自分たちにとっては本当に割の合わない世の中だと思うのは当然かもしれません。弱肉強食が当たり前、前に出て大きな声で言ったもの勝ち、ということも多いかもしれない。お互いを思いやる心や、互いに譲り合い認め合う寛容さは少数派となってしまったのを、肌で感じています。しかし、コロナの時代に人と触れ合うことが、どんなに生きていくうえで大切なものであったかを実感したのは、ついこの前のことだったような気もするのです。以前にも話した通り、世の中の流れに沿ってシステムや働き方等、仕事の仕方は変化していかなければなりません。しかし本当に大切なことは実は違うところにあると思っています。どんなに世の中が変わっても、病気の人間の心細さや家族の不安は変わらない。AIがある程度のことは教えてくれるけれども、病んだ人が欲する肝心のところにきちんと向き合うのは、やはり医療者との実際のコミュニケーションではないかと思います。患者さんたちに信じてもらう大切さを学んでいる毎日です。
ナースのお仕事 第86回
春分が過ぎ、昼と夜の長さがおおむね同じとなり これからの時期、外へ出かけるのにもいい季節です。 1年くらい前からいろいろな所で開催されている マルシェ(市場)へ出かけて行くことを覚え、 覚王山日泰寺で毎月21日に開催されている弘法大師の 縁日に足を運んでいます。 参道~境内に多くの露店が立ち並び、 野菜や魚、こんにゃく、和菓子などの食品、 包丁・雑貨と色々な物が 出店されていて食べ歩きもでき、賑わっています。
【免疫力】
私たちの身体を守る大切な免疫力は、加齢と生活習慣の 乱れによって下がってしまいます。 その原因は加齢による免疫細胞の数が減ったり、働きが 悪くなったりするだけでなく、栄養が偏ったり、運動や 睡眠不足などの生活習慣の影響、更に寒暖差や気圧の 変動による体調不良、風邪などの感染症、花粉や 黄砂によるアレルギーの発症などのリスクもあります。 特に体調管理が難しいこの時期、体調を崩さずに 毎月を元気に過ごすために免疫力の低下を防ぐ 生活習慣を取り入れましょう。
─免疫力を上げる生活習慣─
◆腸内環境を整える
・腸に良いとされるもの
(ヨーグルト、納豆、キムチ、味噌、甘酒、ぬか漬けなど)
・腹巻きなどをして冷やさない
◆栄養バランスの良い食事をとる
・1日3食、色々なものをバランス良くとる
◆よく噛んでゆっくり食べる
◆睡眠の質を高める
◆基礎体温を下げない
・運動をして筋肉を保ち、血行を良くし、体を冷やさないように心がける
◆ストレスを溜めない
・趣味など楽しみをみつける
◆適度な運動をする
・ウォーキングやストレッチ、軽いジョギングなど
うけつけ通信 第86回
【 予防接種 】
R8年度から使用するワクチンに変更があります。 子宮頸がんワクチン、ガーダシル(4価)からシルガード9(9価)へ 高齢者用肺炎球菌ワクチン、ニューモバックス(23価)からプレベナー20(20価)へ変更となります。 自費で接種する場合の金額が変更となるワクチンがあります。 4月から金額が変更となる主なワクチン ・高齢者用肺炎球菌ワクチン11000円 ・帯状疱疹ワクチン21000円 ・B型肝炎ワクチン6400円 上記の金額は1回分の料金です。
【 診察の順番 】
マイナ保険証登録用の機器に受付機能はついていないため、マイナンバーカードの登録のみでは診察の順番はお取りできません。 診察の順番は受付に診察券を出して頂いた時点でお取りします。 診察券を忘れた方、当院を初めて受診する方はその旨をお伝え下さい。
【 窓口負担の変更 】
R8年4月に薬価の改定、6月に保険点数の改定があるため、お薬の種類や診療内容により窓口での自己負担金がこれまでと変わる場合があります。