東海市加木屋町倉池の内科、消化器内科、小児科、皮膚科 こいで内科医院

院内報 第76回 2023年 秋

院長のひとりごと

第76回「驚き」

大人になって、自分で生活費を賄えるようになってから、新しい機械(パソコンからスマートフォン)、システム(切符を買わなくても交通系カ-ドですみ)、SNSで多くの情報が得られるようになったため若者のTV離れ現象。食べ物屋さんで、注文するのにスマホで注文するなど驚きの連続です。
しかし、一番の驚きは体を動かすことを意識しなくてはいけなくなったことです。

筋力の衰えです。握力を測ると最後のところで握りきる事が出来ず途中で降参です。毎日の生活の仕方が、決まった動作だけです。
子供が「おもちゃを買って」と、地べたで駄々こねるような動きは体力維持に好都合と思います。

開業して、座っている時間が増えたためか、冬に腰椎ヘルニアとなり動けなくなった事がありました。
幸い、治療のおかげで回復。もともと両足のシビレはあり、徐々に足首まで広がってきました。
コロナの感染拡大で、歩くことが極端に減ったためか、1kmも歩かないうちに右足がしびれ、その後左足がしびれ、正座をした後のように、立ち上がれなくなりフラツキそうになる状態になりました。前屈みになり少し休憩すると歩けました。
立ったままの状態を、5分程続けるのもだめでした。さっそく妻が歩く部分しかないルームランナーを購入。
練習開始。妻は横の本箱に手をつかなくてもOK、私は手をついて歩いています。そうしないと転びます。
ある日、浴室で頭を洗っていたら、お尻が痛いのです。エッと思ったら、尾骨でした。お尻の真ん中の筋肉が落ちていたのでした。
少しでも歩き、膝を傷めないよう筋トレ中です。改善してきました。

詠子先生のいきいきアドバイス

第76回「1歩を踏み出す勇気」

長く猛暑が続いた今年の夏も、ようやく終わりが見えてきました。ニュースで異常気象による多くの災害を見聞きして、本当に人類の営みが終わりなく続いていくことへの不安を今年ほど感じた年はありません。
今の子供たち、将来の子供たちが大人になるまでには、社会や足元の生活はどう変わっていくでしょうか。困難が待ち受けているとわかっている現在、我々ができるせめてものことを考えていきたいと思います。さて、感染症分類が5類になった新型コロナウィルスは大変な感染力で、株を変容させながら今のところ弱毒化の方向で続いています。
季節外れのインフルエンザウイルスの感染が散発的に報告されていますが、実は10倍以上の感染が確認されていて、ここ数年のうちには我が国も集団免疫を獲得することが予測されています。
現在最も多いXXBタイプの株を入れたコロナワクチンの接種が9月から開始されました。ウィルス自体の弱毒化に伴い重症化率は格段に低下していることもあり、以前のような全国民に向けた広範囲への接種推奨はありませんが、重篤な基礎疾患のある方、高齢者には推奨されています。来月からはインフルエンザの接種も始まり、体調を整えながら準備していただきたいと思います。
加えて東海市の健康診断の締め切りが10月末に迫ってきています。他の市町村の方やお勤めの社会保険の方たちも1年に1回の健康診断は大切です。
転職や保険の変更による空白期間ができないようできるだけ声がけをしており、あとで後悔のないように健診の大切さを自覚していただければと願っています。
人生にはいくつもの曲がり角があり、年齢を重ねるほど慎重になりがちです。迷ったとき、人はたいてい失敗の少ないと思われる道を選びがち。体力も気力もある若いうちでも進路に迷ったとき、就職、結婚、引っ越し、転職・・。
目の前にあるよさそうな環境を考えるのは当たり前。その時の自分の力量で精いっぱい考えた選択ですから誰も避難できるものではない。でも最近思うのは、その時ほんの少し勇気をもって1歩踏み出すことが大切なんじゃないかと思うのです。
我が家は、夫は石橋をたたいても結局渡れないタイプ、私自身は感覚的に物事を決めていくタイプです。長年一緒にいるので少しずつ譲歩しながら今はお互い役割分担も考慮しつつ仕事も家庭も落としどころを見つけましたが、それはそれは長い戦いがありました。患者さんたちと長年お付き合いしていると、人は皆いくつもの分岐点があって悩みながら選択しているのだなあと感じます。目先の損得だけでなく、少し回り道だとしてもその時1歩踏み出す勇気をもって前に進んでいってほしいと思います。

ナースのお仕事 第76回

秋晴れの陽気が心地よい頃となりました。本当に今年の夏は暑!暑!!暑かったですね。体調を崩された方も多かったのではないでしょうか?
体調が戻る前にすぐ、紅葉が色鮮やかな頃となるのです。季節の移り変わりが早く、心身のバランスも崩れてしまいやすくなりますよね。

十分な休息、適度な栄養を摂って、お互いにゆっくり過ごしましょう。

毎年、この季節になると「秋の夜長、読書をする」と宣言するのですが・・・ここ数年完読した事がないのです。
毎晩読んだとしても30~50ページ程、翌日には-20ページ戻ったところから読み始めてまえにすすみません。
今後こそは、1.活字を生活の中にいれる 2.仕事は簡潔明瞭・正確・傾聴を心がける 3.周りに振り回されずひとりを楽しみたい(文庫本1冊持ってひとり旅など)

〈HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)〉

健康診断においてその人が糖尿病である可能性があるかどうかを判別する数値です。

  • 糖と赤血球中のヘモグロビンタンパクが結合したもので、1度結合すると離れない
  • 赤血球の寿命は120日なのでHbA1cは過去約1~2ヶ月間の血糖レベルを反映する
  • HbA1cはその1%が血糖値(35~40mg/dl)の上昇に相当すると考えられている

※参考
HbA1c(正常値5.9%以下)の過去1ヶ月間の平均血糖
6%程度...約120mg/dl 7%程度...約150mg/dl
6.5%以上...糖尿病の可能性が高い

〈血糖値(グルコース)〉

血糖値は食事により1日のうちで何度も上下動をくり返します。

※参考
10時間以上の絶食後
正常値 ... 80~99 mg/dl
糖尿病の可能性が高い ... 125 mg/dl

みなさま今年の各健診はもうお済みですか?もう1度確認してみて下さいね!

うけつけ通信 第76回

秋といえば「○○の秋」といいますが、今年は何の秋にしようかと思案中です。読書や運動の秋もいいですね!
今年も残すところあと少しになってきました。やり残した事のないようにしたいと思っています。

『東海市特定健康診査』

東海市の特定健康診査は10月31日までとなっております。予約制ではありませんので、東海市から郵送されている受診票をご持参ください。
また、診療時間中にお越し頂いた順番で行なっていますので当日の混雑状況によっては待ち時間が長くなってしまうこともございますがご了承ください。
最終の受付時間は
 午前 11時30分まで
 午後 18時30分まで
となりますのでお願い致します。

『インフルエンザワクチン』

インフルエンザのワクチン接種を開始しています。

  • 当院は、予約は必要ありません。
    当日のワクチンが無くなり次第終了となりますのでお願い致します。
  • コロナのワクチン接種を行なっている時間は、誤接種防止のためインフルエンザワクチンの接種を中断するため、待ち時間が長くなることがございます、ご迷惑をおかけしますが、ご協力をお願い致します。
  • 接種金額は1回4,000円となります。
    東海市の接種費用の補助対象の高齢者・中高生の方には東海市から予診票が郵送されますのでご記入の上でご持参ください。
  • 妊娠中の方と3歳未満の方は、接種を行なっておりません。